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化粧品OEM

【保存版】化粧品を作りたい方へ!OEMを活用したブランドの立ち上げ方

「化粧品を作りたいけど、どこに依頼したらよいかわからない」「自社でオリジナルのコスメブランドを作りたいが、何から始めたらよいのだろう」化粧品を作りたいと考えている方の中には、上記のような悩みや疑問を抱いている方もいるでしょう。

近年、D2Cブランドの台頭やSNSの活用によって、新規の化粧品ブランドが次々と誕生しています。その反面、大手から新興まで化粧品市場の競争は激化しており、独自の強みや明確なコンセプトなしに化粧品市場で生き残るのは容易ではありません​。

本記事では、化粧品を作りたいと考える方に向けて、コスメブランド開発を成功させるために知っておきたい市場動向やOEM活用のメリット、さらに企画から販売までの具体的なステップやポイントを解説します。これから紹介する情報が、オリジナルコスメブランド立ち上げの第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。

トキワの豊富な実績をもとに
化粧品のOEM製造をサポートいたします!

トキワでは、国内外問わずこれまでたくさんのプレステージブランド様からの信頼をいただき、高品質な製品を提供してまいりました。

豊富な実績と確かな技術力を活かし、化粧品OEMが初めての方でも安心してご依頼いただけるようサポートいたします。

化粧品市場の成長とブランド競争の現状

国内の化粧品OEM市場規模は拡大傾向にあり、2022年度に3,316億円だったものが翌2023年には前年より4.2%増の3,456億円に到達。今後も新規参入ブランドの増加や多様化する消費者ニーズを背景に、2025年には国内OEM市場規模が4,000億円に達するとの予測もあります​。(※1,2)グローバル市場でも安定した成長が見込まれており、化粧品ビジネスは大きなビジネスチャンスが期待できる分野と言えるでしょう​。

こうした市場拡大に伴い、新興ブランドの参入も活発で、化粧品業界の競争は非常に激しい状況となっています​。高機能・高品質が当然視される中、マーケティングやプロモーションへの投資割合が他業界より高いのも特徴で​、新規参入にあたってはブランド認知拡大のための戦略も欠かせません。

※1:矢野経済研究所 化粧品受託製造市場に関する調査を実施(2023年)

※2:週刊粧業 2024年化粧品OEMの最新動向(後編)

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化粧品を作りたいときの選択肢|自社製造・OEM

化粧品を作りたいと思ったとき、大きく分けて2つの方法があります。1つは自社で製造設備を整え、原料の調達から製造、品質管理、販売まですべてを自社で行う方法。もう1つは、OEM(Original Equipment Manufacturing)メーカーに製造を委託する方法です。

それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、どちらの方法が適しているかは、自社のビジネスプラン、予算、目指すブランドイメージによって異なります。

化粧品を自社で製造するメリットとデメリット

自社で製造するということは、化粧品の製造から販売までを一貫して行うことを意味します。

メリットとしては、原料の選定から配合、製造工程、品質管理、そして最終製品の販売まで、すべてのプロセスを自社でコントロールできること。独自の処方や製法を開発でき、他社との差別化を図りやすい点も挙げられるでしょう。製品を自由に構築できることや、製造コストをコントロールできる点などもメリットとして考えられます。

しかし、デメリットも無視できません。初期投資として工場設備や製造機器の導入、人材の確保に多額の費用がかかります。品質管理や薬機法への対応など、専門的な知識と経験が必要となるため、ハードルが高いと言えるでしょう。

また、自社製造で最も重要なのは品質管理と薬機法への準拠です。安全で高品質な化粧品を製造するために、原料の品質管理、製造工程の管理、製品の安全性試験などを徹底する必要があります。薬機法で定められた成分表示を守ることや、製造販売業許可の取得など法令遵守も必須です。

化粧品OEMとは?メリット・デメリットを解説

OEM(Original Equipment Manufacturer)とは、自社ブランドの化粧品を、専門の化粧品製造会社に委託して製造する生産方式のこと​。自社で工場設備を持たなくても製品を作れるため、新規参入企業から大手メーカーまで広く活用されています​。

化粧品OEMを利用するメリット

■初期投資コストの削減

自社で工場設備や研究開発施設を用意する必要がないため、巨額の初期投資を大幅に抑えられます​。設備維持費や人件費も不要となり、浮いた分の経営資源をブランド企画やマーケティングに当てられます。

■スピーディーな製品開発

OEMメーカーは多数の処方や開発ノウハウを持っているため、それらを活用することで商品開発期間を大幅に短縮できます​。最新トレンドに素早く対応した商品投入が可能になるのも大きなメリットです。

■高品質な製品実現

製造のプロであるOEMメーカーの高度な技術や厳格な品質管理体制のもとで生産できるため、安定した品質の製品づくりが可能です​。各種法規制への対応や安全性試験なども専門知識を持ったメーカーに任せられるので安心です。

化粧品OEMを利用する際のデメリットと注意点

OEMメーカーに依頼する場合、事前に知っておきたいデメリットや注意点もあります。

■最低ロット数やコスト面の制約

多くのOEMメーカーは生産の最低ロット数を設定しており、通常3,000~5,000個程度が一般的です​。そのため、小規模ブランドにとっては初回発注のハードルが高く、資金負担も大きくなる点に注意が必要です。自社が希望するロット数をあらかじめ決め、それに対応できるメーカーを選ぶことが重要です。

■OEMメーカー選定の重要性

OEMメーカーによって、得意分野やサービス内容はさまざまです。製造能力や品質管理体制、自社工場の有無、開発技術力、価格設定など提供できる強みが大きく異なります​。自社のコンセプトや将来展開にマッチした適切なパートナーを選ばないと、思うような製品が作れなかったり、コストが割高になったりする可能性があります。

■知的財産の保護

オリジナル処方や独自の製造技術はブランドの差別化を図るうえで重要なポイントですが、OEMを活用する場合、自社の独自のアイディアや処方をOEMメーカーに委ねることになります。契約時には秘密保持契約(NDA)を結ぶなどして、処方情報やアイデアが漏洩しないよう対策を講じることが大切です。

化粧品を作りたい!を実現させるための5つのステップ

ここでは、オリジナル化粧品を開発しブランドを立ち上げるまでの一般的な5つのステップについて、順を追って紹介します。コンセプトメイキングから製造、販売戦略まで、一連の流れを把握して計画を立てることで、スムーズな商品化が可能になります。

1.どのような製品を作りたいのか|ブランドコンセプトを策定する

最初に取り組むべきは、ブランドコンセプトの明確化です。コンセプトはブランドの土台であり、その後のマーケティング戦略におけるすべての指針となる重要な要素です​。

具体的には以下のような項目を検討します​。

項目内容
市場調査参入予定の市場規模や競合ブランドの動向を調べる。
消費者は何を求め、どのようなコスメが流行しているのか把握する。
ターゲット設定どのような層(年齢・性別・肌質・ライフスタイルなど)に向けたブランドにするかを明確にする​。
ニーズと提供価値ターゲットのどのようなニーズに応えるのか、自社コスメの特徴や強みを考える。​
(「敏感肌でも使える低刺激処方」「忙しい人向けオールインワン」など具体的に)
利用シーン商品が使われるタイミングやシチュエーションを想定する。
(朝の時短メイク、スポーツ後のスキンケアなど)​
ラインナップ将来的に展開する商品ラインナップを検討する。(スキンケア中心かメイクも含めるか、まずは○種類から始める等)
販売チャネル店舗販売かEC中心か、サロン専売かなど、販売方法を考える。
価格帯プレミアム路線なのかプチプラなのか、ターゲット層が購入しやすい適正価格を設定。
独自性他社にはない優位性を打ち出すかを考える。
(独自成分、地域素材の活用、〇〇専門ブランドなど)​

これらを総合的にまとめたブランドコンセプトがしっかり定まっていれば、開発する製品の方向性もぶれにくくなります。「誰に何を提供したいのか?」をチーム内で共有し、ブレない軸を作りましょう。

より詳しいコスメブランドの立ち上げ方について知りたい方は、ぜひ下記資料をご参照ください。

2. 作りたい製品の企画とターゲット設定

コンセプトが固まったら、具体的な商品企画に落とし込んでいきます。コンセプトをもとに、製品の機能や使い勝手、デザインなどをユーザー目線で考えていく段階です​。

例えば、スキンケア商品であれば、「敏感肌向け」というコンセプトに沿って低刺激性の成分を選定したり、時短ニーズに合わせてオールインワン化粧品にする、といった具合に製品仕様を詰めていきます​。同時にパッケージデザインのイメージも検討しましょう。パッケージは消費者が最初に目にする重要な要素なので、ブランドイメージに合った魅力的なデザインを意識しながら作ることが重要です。

企画段階では「本当に商品にニーズがあるか?」「自社ならではの魅力が詰め込まれているか?」を自問しつつ、コンセプトとの一貫性を保ちながら製品の方向性を決定しましょう。

3. 作りたい製品を具現化できるOEMメーカーの選定

具体的な製品像が描けてきたら、製造を委託するOEMメーカー選びに進みます。メーカーごとに得意分野やサービスが異なるため、自社の求める条件に合致するかどうかを見極めることが大切です。

OEMメーカー選定におけるチェックポイントの一例を紹介します。

項目内容
取扱分野・製造実績自社が作りたいジャンル(スキンケア、メイク、ヘアケア等)の製造実績が豊富か。似たコンセプトの製品開発経験があるか。
品質管理体制品質管理の仕組みが整っているか​。
技術力・開発力処方開発の専門知識や最新技術への対応力は十分か。
生産能力希望ロット数を問題なく製造できるか。
自社工場を持ち大量生産に対応できるか、納期遵守の体制はあるか。​
コスト見積もり金額は許容範囲か。追加費用や開発費用など、価格設定は明確か​。
コミュニケーション・提案力問い合わせ時の対応は迅速か。
要望への積極的な提案があるか。

OEMメーカーを検討する際は、複数のOEMメーカーに問い合わせ、価格や品質や製品の安全性、サービス内容を比較検討するのがおすすめです​。その上で信頼できるパートナーを見極め、契約に進みます。契約時には製造スケジュールや費用の支払い条件、知的財産の扱い(処方の権利はどちらに属するか等)も明確に取り決めておきましょう​。

OEMメーカーに依頼する際のポイントとして、自分たちが作りたい商品のイメージや要望をできるだけ具体的に伝えることが挙げられます​。例えば「ニキビケアに特化した中価格帯の日焼け止めを作りたい」といった具合に、コンセプトに沿った具体像を示すと、メーカー側も要望に沿った提案がしやすくなります​。反対に「とにかく売れるものを作りたい」「流行っている商品を教えて欲しい」など漠然とした依頼だと、メーカーも方向性を定めづらく、良い提案や協力を得にくくなってしまいます​。

複数社との打ち合わせを経て「このメーカーであれば任せられる」というOEMが見つかったら、契約を締結し、具体的な製品仕様や生産スケジュールを決めていきます​。その後はパートナーとして二人三脚で開発を進める形になりますので、円滑なコミュニケーションを心がけましょう。

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4. 試作・品質管理の重要性

OEMメーカーとの協力のもと、処方開発と試作品の作成段階に入ります​。イメージしていた製品を実際の形にするために、試作とテストを繰り返す工程が非常に重要です。

まず、メーカーの担当者と一緒に配合成分や処方を検討します。コンセプトに沿った成分選定はもちろん、製造可能か、安全性に問題ないかなどについては、主にOEMメーカーがプロの視点で検証を行い、発注者と協力して処方をブラッシュアップしていきます。

試作品ができたら、効果や使用感、安全性をチェックします。試用テストでは自分たちでも実際に使ってみて、香りやテクスチャー、容器からの使いやすさなど細部まで確認します​。気になる点があれば処方を修正し、再度試作…というプロセスを理想の仕上がりになるまで繰り返します。時間と手間はかかりますが、試作段階をおろそかにすると後々クレームや不良に繋がりかねません。「完璧だ」と自信を持てる品質になるまで試作を重ねることが大切です。

処方が最終決定したら、OEMメーカーと具体的な製造計画やスケジュールを策定しましょう​。

大量生産では些細な違いが品質に影響することもあるため、製造工程での品質管理も徹底してもらいます。

最終的な製品中身が完成したら、容器や外箱などパッケージの最終デザインを固めます​。このとき、内容物と容器の相性(成分が容器素材を劣化させないか等)については、OEMメーカーが確認作業を行います。

トキワでは、処方と容器の同時開発を実施しています。これにより、製品化までの期間短縮や、製品の品質安定性を高めることが可能です。また、処方部門と容器部門が密接に連携することで、開発段階でのさまざまなリスクを事前に回避でき、コスト削減にも繋がります。
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5. 販売戦略とマーケティングの基本

製品が完成したら、次はどう売るか?という販売戦略・マーケティングの出番です。いくら良い製品でも、適切な販路に届かなければ消費者の手に取ってもらえず、効果的なプロモーションなしには製品が市場に埋もれてしまいます​。

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まず検討すべきは販売チャネル(販路)です​。自社ショップやECサイトでの直販、ドラッグストアやバラエティショップへの卸販売、エステサロンやクリニック専売など、商品とターゲットに合った売り方を選びましょう​。

次に宣伝・集客(マーケティング)施策です​。SNS運用、Web広告、プレスリリース配信、インフルエンサーの起用、店頭プロモーション、口コミ施策、サンプル配布、イベント出展…手法は数多くあります。ブランドのコンセプトとターゲット層に合致した方法を選び、効果的に製品の存在を知ってもらうことが大切です​。

最近では、SNSやオンラインでの情報発信は欠かせません。公式InstagramやX(旧Twitter)で世界観を発信したり、YouTubeで商品の使い方動画を公開したり、美容系インフルエンサーに依頼しレビューしてもらうなど、デジタルを駆使して口コミを醸成していきましょう。

オフライン施策もターゲットによっては有効です。店頭POPや雑誌広告、コスメアワードへのエントリー、リアルイベント(体験会やポップアップストア)などでブランド認知を拡大し、信頼獲得に向けた活動を並行するとよいでしょう。

ロット数・コスト・利益率の考え方

製造ロット数やコスト設定、利益率のバランスは事業収益を左右する重要ポイントです。とくに、初回生産では「何個作るか」「いくらで売るか」によって資金計画も大きく変わりますので、慎重に検討しましょう。一般に、メーカー側が目指す化粧品の利益率(売上に対する利益の割合)は製品によってさまざまですが、多くの企業は5~15%程度を目標に設定しています​。高価格帯スキンケアでは20%以上確保できる場合もありますが、複雑な容器を使うメイク製品などではコスト増により利益率が低くなる傾向にあります​。

価格設定については、製造原価だけでなくマーケティングや流通にかかるコストも加味する必要があります。化粧品業界では製造原価率はそれほど高くなく​、多くを広告宣伝費や流通マージンが占める構造です。高級原料を使ったり豪華な容器にこだわれば原価率が跳ね上がることもあり​、その分プロモーションに充てられる予算が減ることになります。自社ブランドのポジショニングに鑑み、原料コストと販促費のバランスも含めた採算計画を立てましょう。

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化粧品OEMメーカートキワが手掛けた成功事例

これから化粧品ブランドを立ち上げたい方にとって、成功事例は大きなヒントになります。ここでは、成功を収めている化粧品OEM事例を具体的にご紹介いたします。成功の秘訣を探り、オリジナルブランド立ち上げに役立てましょう。

1.クリーンビューティコスメ|7NaNatural

7NaNaturalは、株式会社メディアジーンが展開するクリーンビューティ重視のコスメブランドです。天然由来成分100%にこだわり、「使う楽しさ」を追求しながらも環境に配慮した製品づくりを行っています。

■7NaNaturalのこだわりポイント

  • ・7つの主要な化学成分(鉱物油、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、合成香料、パラベン(防腐剤)、シリコン、アルコール、タール系色素)を一切使用しない
  • ・天然由来成分100%で高発色かつ使いやすさを実現する、独自の処方技術
  • ・「ナチュラル&プレイフル」をコンセプトに、楽しさや自由な表現を重視
  • ・従来のナチュラルコスメのイメージを覆すカラフルかつ高機能な製品を提供
  • ・環境への配慮やコスメロス削減など、サステナビリティを意識した商品設計・製造体制を構築

7NaNaturalでは、限られたマーケティング予算を最大限に活かすため、インフルエンサーとのコラボレーションやSNS口コミ戦略に注力。メイクアップアーティストとの共同開発で発売したカラーアイテムは、1ヶ月で2,000本が完売するなど話題を集めました。SNS上でコミュニティを形成し、ファンが自発的に製品レビューを投稿する仕組みを作ることで、広告費を抑えながらも口コミによる認知度拡大に成功しています。

7NaNatural公式サイト

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2.サンスクリーン(日焼け止め)|小林智子先生

YouTubeやSNSで情報発信を続ける美容皮膚科医・小林智子先生が手掛ける高機能コスメブランドの新商品として、2024年に発売されたサンスクリーン(日焼け止め)を、OEMパートナーとしてトキワが開発を担当しました。

シンプルケアで高い効果を実現する高機能コスメブランドを展開したいと考えていた小林先生は、UVケアが「老化予防」において非常に重要な領域であることに着目。しかし、日焼け止めに対して「きしみ感」や「白浮き」などのネガティブなイメージが根強い現状も認識していました。そこで、「これがあれば夏を乗り切れる!」とお客様に心から感じていただけるような、高SPF値とこだわりの使用感を両立したオイルベースの日焼け止めを企画しました。

「サンスクリーン」は、ノンケミカル処方でありながら、高いUVカット効果と汗などによる落ちにくさを両立。紫外線散乱剤の分散を最適化することで、使用感を高めつつ白浮きしにくいテクスチャーの実現に成功しました。開発段階では、テストユーザーからも「つけた瞬間肌になじむ」「肌が乾燥しない」と好評を得ています。

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3.口紅|ANSUR ELLEN

ANSUR ELLEN(アンスールエレン) は、ジュエリーブランド「ANSUR」が新たに展開したコスメラインです。「日々に色を灯す」というコンセプトのもと、ポイントメイクを中心に、誰でも自分に似合う“エースカラー”が見つかるようなアイテムづくりを目指しています。新商品である口紅「ルージュ アンサー」の開発をトキワが担当しました。

ルージュ アンサーを開発するうえで最も注力したのが“色”の選定です。幅広い肌の色やパーソナルカラーを持つ方に合う「エースカラー」を見つけ出すため、トキワが提供する50色近くの豊富なカラーチャートをベースに理想の色を追求しました。商品完成後、マグネット式容器の評判が良く、開閉が楽で塗り直ししやすい、とSNSでも高評価を得られました。デパコスのような高級感があるとの意見も多く寄せられています。

ルージュ アンサー|ANSUR ELLEN公式ページ

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4.ホワイトアイライナー|Assist Cosme

Assist Cosme は、株式会社エヌ・アイ・アイが手掛けるコスプレ向けオリジナルコスメを取り扱うブランドです。トキワでは、同社のホワイトアイライナー「アイライナーAS ピュアホワイト」のOEM開発を担当しました。

ホワイトアイライナー開発にあたり、予算・ロット数の合致やアイライナーの豊富なトキワの実績が決め手となり、TOKIWA KOBOを選定。約3か月で市場に出すスピード感を実現し、複雑な手続きなく販売を開始。コスプレ用のアイライナーで問題になりやすい「色の出にくさ」を克服し、サンプルの段階から期待通りの高発色が得られました。小ロットで対応可能なため、ニッチな色でも展開しやすくなり、顧客満足度も向上。以前は「インクが出なくなった」というクレームもあったが改善し、不具合が大きく減少しました。

アイライナーAS ピュアホワイトの公式ページ

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5.ハイライト|花占堂

花占堂は「顔つきが変われば人生が変わる」という人相学に基づく考えを重視し、肌の“ツヤ”が人相に与える影響に着目しています。

トキワが担当したのはハイライト「晄葵 KOKI」の開発。「ギラギラしすぎず、ほどよい華やかさと自然な明るさ、透明感を演出する」ことをテーマに、ピンク&ホワイトの2色を使ったハイライトを開発しました。他社では小ロット生産の場合“決まった処方からしか選べない”ケースが多い中、トキワは自由度の高い開発が可能で、花占堂が求める「細かな調整を伴うハイライト処方」を実現することに成功しました。

開発はイメージの言語化に苦労したものの、納期・サンプル提出など全体的にスムーズに進行。約束したスケジュール通りのスピード感で納品されました。美容関係者からは「粉質の細かさ」「上質なツヤ感」「コンパクトで持ち運びやすい」などが高く評価されています。

花占堂公式ページ

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適切なOEMメーカーへの依頼で「化粧品を作りたい!」を叶えよう

オリジナルコスメブランドの立ち上げは、初めはハードルが高く感じられるかもしれませんが、信頼できるOEMパートナーと入念な計画さえあれば決して夢ではありません。実際に、異業種からコスメビジネスに新規参入して成功した企業の例も増えています​。本記事の内容を参考に準備を整えたうえで、ぜひ行動に移してみましょう。

化粧品開発の悩みをプロに相談できます!

トキワは、国内ではカラーコスメ受託製造において10年連続シェアNo.1*であり

世界最高水準の品質を維持しながら、ワンストップのサポートを提供しています。

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