カラーコスメOEM国内トップシェアのトキワによる化粧品OEM製造プロジェクトの事例・インタビュー記事
小林智子先生がサンスクリーンのOEMにトキワを選んだ理由
Youtubeでも活躍される皮膚科医・小林智子先生が手掛ける、皮膚科学の力で自分史上最高の肌へ導く高機能コスメブランドにて新発売するサンスクリーン(日焼け止め)の開発をトキワにて担当させていただきました。
新商品の製造背景や、トキワをOEMパートナーとして選定いただいた理由について、詳しくお話を伺いました。
新商品「サンスクリーン」の開発背景
- 高機能コスメブランドの開発において意識されていることはございますか?
皮膚科医として患者様と向き合う中で、「スキンケア製品が多すぎて、どれをどう使うと良いのかわからない」という声を多く聞きます。多くの人が不必要に複雑なケアをしていると感じています。私たちのブランドは、「シンプルなケアでも高い効果を実現できる」というコンセプトを具現化し、シンプルながら効果的なスキンケアを提供することを目指しています。
- 新商品としてサンスクリーン(日焼け止め)を発売される背景をお聞かせください。
スキンケアの基本は「洗顔」「保湿」「UVケア」と考えています。特に「UVケア」は、私のSNSやYouTubeチャンネルで積極的に情報を発信してきた分野です。"老化の80%は紫外線によるもの"とも言われるほど、UVケアの重要性は高いですが、日焼け止めに対するネガティブなイメージ(使用感の悪さや肌へのきしみなど)が払拭されていないのが現状です。これらの課題を解決したいという強い願いから、サンスクリーン(日焼け止め)を開発することにしました。
- 新発売するサンスクリーン(日焼け止め)のコンセプトを教えてください。
実は当初は今の製品と全く反対のコンセプトで、低SPFで塗り心地の良い、誰でも使えるタイプの日焼け止めを目指していました。
ですが同様のコンセプトの製品はどんどん増えてきていますし、私たちが製品を作るのであれば「これがなければ夏を乗り切れない」と強く感じていただけるようなものにしようと考えました。
その結果、高SPF値を持ちながらも汗などで落ちづらく、真夏の厳しい環境下でも使いやすいオイルベースのサンスクリーン開発に取り組んできました。
- 新発売するサンスクリーン(日焼け止め)の特徴についてもお聞かせいただけますでしょうか。
ノンケミカル処方において、紫外線散乱剤の分散が非常に重要となるのですが、界面活性剤と紫外線散乱剤の組み合わせがベストな状態になるように開発を行いました。
そうすることで均一な保護効果が生まれ、UVカット効果が向上するだけでなく、使用感も高まり、製品が肌に白浮きすることも抑えることができます。
トキワをOEMパートナーとして選定した理由
- 数あるOEMメーカーの中から、パートナーとしてトキワを選定いただいた理由について教えてください。
トキワの「製品開発力に対する信頼」が最大の理由です。もともとトキワさんのことは知っていましたが、今回具体的なご相談を進める中で、処方担当の方から多くのご提案をいただきました。これが、共に開発を進めたいと感じるきっかけとなりました。
実はロット数や予算といった条件は当初の想定と一致していませんでした。しかし、私たちが「日本で広く認知されているブランドを目指し、さらには世界へ進出していく」ことを考えた時、優れた製品を作ることの重要度のほうが高く、最終的にはトキワさんにOEMパートナーとしてご協力いただくことを決定しました。
製品開発を振り返って
-サンスクリーンの開発を進める中で感じた点があれば教えてください。
実際に開発が始まってからも非常にスムーズにプロジェクトが進行でき、大変満足しています。スケジュールに関しても、当初の予定よりも早く納品が完了し、本当に感謝しています。
完成した製品については、テストユーザーさまからも「つけた瞬間に肌に馴染む」「白くならない」といった点でテクスチャーの質が非常に高く評価されており、この製品を選んで本当に良かったと感じています。
-今後のブランドの展望として考えられていることはございますか?
まずは多くの方に使っていただき効果を感じていただくために認知の拡大を目指しています。そこでクリニックにも卸していくことを考えています。
また製品という軸ではニキビなどの肌トラブルのあるかたにも使いやすいようなアイテムもどんどん展開していきたいです。
まとめ
今回は、トキワのサンスクリーン(日焼け止め)の製造事例として、Youtubeでも活躍される皮膚科医・小林智子先生の開発事例をご紹介させていただきました。