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「当事者意識をもったイノベーションを」審査員インタビュー#4カーライル・ジャパンマネージングディレクター渡辺雄介氏

こんにちは。TOKIWALab運営インターン生の五十嵐です。
審査員インタビュー4回目となりました!
今回は、トキワと戦略的資本業務提携を結んでいるカーライル・ジャパン マネージング ディレクターの渡辺さんにお話を伺いました。

目次

  1. 組織の潜在力を引き出したい
  2. 当事者意識を持ったアイデアを
  3. 最後に

組織の潜在力を引き出したい

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△インタビューはオンラインで行いました。

ーー本日はお忙しい中インタビューを引き受けてくださりありがとうございます。まず渡辺さんの経歴について教えてください。

渡辺:大学卒業後、新卒で三菱商事に入社し、10年間化学品グループにて事業投資の業務に携わっていました。その後、ハーバードのビジネススクールを経て、
日本の組織を強くしたいという思いから、2006年からカーライルに入社し、現在は消費財、リテール企業への投資を主に担当しております。

ーー日本の組織を強くしたいという思いについて詳しくお聞かせください。

渡辺:大学時代に高校野球のコーチをしていたことが原体験となり、そこからずっと日本の組織を強くしたいという思いを持っていました。
その思いを抱いて、組織を強くするための経営をビジネススクールで学び、最終的に経営の知識も生かしつつ、会社の10年後20年後のビジョンを実現するお手伝いをすることで企業の潜在力を引き出すというプライベート・エクイティーの仕事に惹かれ、カーライルに転職しました。

ーー組織の潜在力を引き出したいという思いはTOKIWA Labの審査員を引き受けた理由とも繋がりますか?

渡辺:そうですね。今の消費財の傾向として、各ブランドがD2Cへの転換を強化する流れにもみられるように、消費者との距離を縮め、消費者が本当にほしいと考えているものを提供することが大切になってくると思います。
そのため、オープンイノベーションを活用して、消費者のニーズを引き出せること、またトキワの技術を参加者の方に提供できることは、トキワと参加者側の双方の潜在力を引き出すために必要だと考えていますし、そこに貢献したいと考えたことが大きいですね。

当事者意識を持ったアイデアを

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ーー事業投資や経営の知識が豊富な渡辺さんから見たTOKIWA Labの魅力についてお聞かせください。
渡辺:審査員を引き受けた理由とも被りますが、トキワの抱える消費者のニーズを引き出しながら開発のリードタイムを短くするという課題は、日本の製造業全体の課題としてもあげられます。そのため、今まで製造に特化してきたOEMがオープンイノベーションを手段としてこの課題に取り組むことは(日本の)製造業全体に対して非常に意味があると感じます。

また、ESG投資という言葉が流行しているように、投資の世界の流れとして、SDGsに対応するような企業を増やしていくことは非常に重要になってきているので、そういった意味で(応募テーマにあるような)クリーンビューティーやD&Iを広めたいと思っている応募者を支援できるのも魅力の一つですね。

ーー消費者の方のニーズがどんどん変わっているというお話があったと思いますが、渡辺さん自身は現在のニーズをどう捉えてらっしゃいますか?もし渡辺さん自身のアイデアもありましたらお聞かせください。

渡辺:世界でニーズは多様化しているとは言えますが、消費者の購買傾向としては、「みんなが買っているから買う!」というのではなくて、「自分にとって本当にいい商品か」というのが購買の判断軸になっている傾向があります。
そのため、今は商品力(商品が生まれてきた背景)が重要で、開発者の想いが強ければ強いほど、SNSなどで共感を得ることができて、多くの方に受け入れられるという流れが出来ていると考えています。
だからこそ、開発する側が自分がこんなものがあればいいなという思いが強いもの、つまり当事者意識を持って作っているものが商品としては強いなと思いますね。

自分の話で言うと、今はスキンケアに興味があって、というのも朝化粧品をつけるとすごく気分が上がる気がしていて(笑)
だから、メンズのスキンケアは気になりますね。

ーー開発側の当事者意識はやはりアイデアとして強いですよね。最後に参加者の方にメッセージをお願いします。
渡辺:美容業界の人はみんな美容が好きで仕事している人が多く、パッションを持って仕事している人が多いのが素晴らしいと思います。
その前向きな思いとグッドウィルを持って、「こんなものがあったらいいな」という思いを昇華させ、自分自身がワクワクドキドキするようなアイデアを出していただけたらと思います。楽しみにしています。

最後に

渡辺さんはトキワとの業務を担当することになってから化粧品を実際に買われていろいろ試されたということで、本当に目の前の組織に向き合っていきたいという強い思いを感じ、私自身もとても勉強になりました。

私たちインターン生も参加者の皆様のサポートを精一杯させて頂きますのでぜひご応募ください!

次回は、ノイン株式会社CEOの渡部さんのインタビューをお届けします。お楽しみに!

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