OEMコラムTOKIWA COLUMN

カラーコスメOEM国内トップシェアのトキワによるコラム

TOKIWA Lab.

ウェビナ-レポート「これからのクリーンビューティー」

はじめに

こんにちは。TOKIWALab運営インターンの五十嵐千奈です。

TOKIWALabは8月25日に、同プログラムの指針として掲げている「クリーンビューティー」「ダイバーシティー」をテーマにゲストをお迎えしてウェビナーを開催しました。

今回は、その様子についてお届けします。

ゲストの方々

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クリーンビューティーがこれからのラグジュアリーになる

ーークリーンビューティーの流行について

今田:アメリカのBtoBビューティーメディアであるGlossyの編集長が話していた「ウエルネスとビューティーがこれからのラグジュアリーになる。クリーンビューティーへの関心が非常に高まっている」という言葉がとても印象的で、クリーンビューティーがアメリカで絶大な人気を得ていることからもこれから世界のトレンドになっていくことを感じますね。

矢野:世界では2,3年前から、そして去年くらいから日本でも流行り始めているのを感じていますし、コロナ禍で流行が加速していると考えています。
アメリカの調査会社NPDグループによると、コロナ禍で2020年のプレステージブランドの売上が14%減、それに対してTatchaやドランクエレファントなどのプレステージのクリーンビューティーブランドは11%増と予測されています。それを見てみても、コロナ禍を経て、地球に悪影響を与えない、自分にとっても心地いい商品を選ぶことがよりトレンドになってきているように思いますね。


金井:元々ボタニカルやオーガニックなど自然に対する愛着が強い日本が、クリーンビューティーの流行で見るとアメリカなどに遅れをとっている印象がありますね。

矢野:元々、アメリカはFDAの成分規制がゆるく、セフォラなどが自主基準を作り出したり、資生堂が買収したドランクエレファントについては創業者が1から勉強してクリーンビューティー的な哲学を生み出したりもしています。そういった意味では、日本は薬事法などの規制が厳しく、また、安心・安全に配慮するような考えが元々あったのではないでしょうか。

ーー日本のクリーンビューティーについて

金井:日本の自然派化粧品には、成分表示を最小限に行い環境的には不適切なケミカル成分を使用している商品をもあるので、クリーンビューティーの基本となっている地球環境に対して害を与えないものを使用するという考えもこれから広まってほしいですね。

矢野:それでいうとイギリスのクリーンビューティECサイトであるカルトビューティーは、ブロックチェーンで、ブランドが標榜するオーガニックやヴィーガンなどの確からしさを追跡・確認できるようにしていますが、日本ではまだまだ課題ですね。

ーー社会課題への関心の高まりとクリーンビューティー

金井:矢野さんがおっしゃっていたいわゆるトレーサビリティについての課題も考慮して、トキワではチーフクリーンビューティーオフィサー(CCBO)という役職を設けました。この役職を置くことで、製造責任含めて工場のエネルギー問題、配送のCO2削減なども考えたいと思っています。
そういった意味では、クリーンビューティーというのはダイバーシティやESG投資など、社会課題とのつながりも強いと考えられますね。

今田:アメリカでは、ミレニアムの世代が中心になって、社会課題解決や地球環境の課題に対してより敏感になっており、そのような方々がクリーンビューティーを支持するのは自然な流れとしてあると考えられます。
また、クリーンビューティーの流れで、Jビューティーへの品質安全性への信頼が高まっており、日本の化粧品業界にとってはチャンスになってきている部分もありますね。
ただ、日本企業がアメリカに進出する流れはまだ出来上がっていないので、そこでTOKIWALabなどが一つの突破口になったらいいですね。

金井:TOKIWALabも今回はパイロット版ですがラーニングを積んだのち、いずれ米国、中国アジアなどに進出し、海外と日本のスタートアップとの連携を生み出すことも考えており、そのような流れに貢献できればいいなと思っています。

生きづらさを感じる人が声をあげることで生まれるビジネス

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ーーサステナビリティにおける柱の一つであるダイバーシティについて
金井:ビューティーケアでは特に消費者の大部分を占める女性にとって社会進出を進めていく上で重要な要素となるエンパワーメントやセルフエスティームの役割があると考えられます。、そういった意味ではビューティーケアは自己を輝かせることだけではなく、社会をよりよくするためにも重要なものになると思いますね。

今田:最近、政府が掲げていた女性管理職の割合を2020年までに30%にするという目標の数字を、2030年までの達成に変更を検討されていることが話題になりましたね。結局「可能な限り早期に」という表現に変更されましたが、実際日本の女性管理職の割合(11.8%)は、先進国や他のアジア諸国と比べると非常に低い数字になっていると思います。

また、これは女性起業家についても言えることだと思っています。
しかし、今メンターをしているEYの女性起業家支援のアクセラレータープログラムでは、とても素敵な女性起業家の方が多くいらっしゃっるんですよね。

特に生理用品や、フェムテックとか、乳がん関係など女性固有の課題解決にフォーカスをされてるビジネスが増えてきていて、
女性ならではの課題解決について、当事者である女性が作り手になることはとても強みだし、ニーズも非常にあると思っています。

これは、ウェルネスやビューティーでもいえることで、個人的にもメディアとしても応援していきたいところです。

矢野:フェムテックについては、今まで男性が気がついて来なかった課題に対して、女性からのアプローチが始まり、そのニーズの大きさにシリコンバレーの男性投資家が着目して資金が流れ込み、ムーブメントとしてもビジネスとしても拡大したという経緯があります。

それを考えると、女性が課題に対して声をあげ、そして解決するためのビジネスを立ち上げるというのは、女性起業家が増えていく流れを加速させるポイントになると考えています。
また、フェムテックがクリーンビューティーの流れとも重なって、女性だけでなく、生きづらさを感じている人たちが当事者目線をもったビジネスを生み出していけるような世の中になればいいなと思いますね。

金井:米国ではインスタのフォロワー数が1億8千万人を超える歌手のセレーナゴメスさんがRARE Beautyというブランドを立ち上げ9月から販売開始となりますが、同時に彼女はRare Impact Fundという社会貢献型ファンドを立ち上げメンタルヘルスの解決を目指そうとしています。
彼女も自身で製品の最終チェックまで行うということで、自分自身が感じる課題解決へのこだわりを感じますね。

矢野:それでいうと、ドランクエレファントも、カーリージェンナーのブランドも、創業者自身が製造チェック、ユーザーとのコミュニケーションまで行っていることが売り上げにもつながったと思いますし、当事者が行うビジネスの強さを垣間見ることができると思います。

TOKIWALabにより広い視点を

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ーーTOKIWALabの審査員を引き受けた理由について

矢野:TOKIWALabについてお話を初めて伺ったときに、おそらく世界ではじめてカラーコスメのOEM企業がクリーンビューティーをかかげてアクセラレーターを行うことに感激して、ぜひお力になりたいと思いました。

今田:TOKIWALabが指針として掲げている環境への配慮やインクルーシブ、そして、グローバルに羽ばたくビジネスを多くの方に起こしていただきたいと考えているので、そのような方々のお力になれればいいと思っています。

金井:今回のアクセラレーターは今田さん矢野さん以外にも、元リシュモンジャパン元代表取締役の西村さんや株式会社武田コンシューマーヘルスケアの野上さんなど多くの審査員の方にも参加していただいています。そういった意味ではより広い視点での審査を通して日本のビューティーに貢献していきたいと思っています。

最後に

今回のウェビナーは計80名以上の方にご参加いただき、クリーンビューティーやダイバーシティへの意識の高まりを感じました。

TOKIWALabではウェビナ-のテーマにもなった2つを募集テーマとして掲げておりますので、ぜひ皆さんの考えをぶつけて頂ければ幸いです。

次回は、株式会社ノインCEOの渡部さんの審査員インタビューをお届けします。

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