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カラーコスメOEM国内トップシェアのトキワによるコラム

化粧品OEM

チークをOEM製造する際のポイント【メイクアップ化粧品OEM解説シリーズ】

血色をよく見せたり、可愛さをアップさせたりするのに重要なチーク。

チークを含むコスメの製造・販売には行政の許可を得る必要があるため、自分たちのブランドとしてチークを展開する際に多くの企業で活用されているのが、OEM製造という方法です。

本記事では、特にオリジナルのチークの販売を検討している企業様に向けてOEM製造のメリットや製造可能なチークの剤形、委託を成功させるポイントなどを解説します。

トキワではチークを含むカラーコスメのOEM製造が可能です。
長年にわたり豊富な実績を持つため、化粧品のOEM製造が初めてでも安心して依頼できます。
ぜひご検討ください。

チークのOEM製造とは

OEMとは「Original Equipment Manufacturer」の略語で、他社のブランドの製品を製造すること、または製造を請け負う企業を意味します。

コスメを製造・販売するためには行政から「化粧品製造業許可」ならびに「化粧品製造販売業許可」のライセンスが必要です。一方、許可を持つOEMメーカーが製造する場合は自社でのライセンス取得は不要なため、コストブランドを立ち上げるハードルが下がります。

コストやリスクを抑えられる上、OEMメーカーが持つ化粧品製造販売のノウハウを活用できる点もメリットです。ライセンス取得ならびに生産設備の立ち上げにかかる費用や時間を省き、スピーディーにオリジナルのチークを開発・販売まで行えます。

新たにコスメブランドを立ち上げ、オリジナルのチークを製造・販売したい場合は、OEM製造を検討しましょう。

OEMで製造できるチークは主に4タイプ

チークは主に頬の血色をよく見せるために使われるメイクアイテムです。OEMで製造できるチークは、剤形により、大きく分けて4つのタイプがあります。本章では、質感や容器の形状・使い方など各タイプの特徴を解説します。

パウダージェル
クリーム
リキッド

落ちにくさ落ちやすいやや落ちにくいやや落ちにくい落ちにくい
仕上がりふんわり透明感ふんわり/透明感透明感
使用感さらっとしっとりかなりしっとりかなりしっとり
濃淡調整の容易さとても簡単やや難しい簡単簡単

パウダータイプ

パウダータイプとは、ブラシやパフ、指先などで粉状のチークを頬に乗せて使うタイプのことです。アイシャドウやファンデーションなどと同様に、コンパクトに入った形状が一般的です。

濃淡が付けやすく、ふんわりとした仕上がりになります。1つの容器に複数のカラーが入っているものは自身で色を混ぜ合わせることも可能です。また、パールやラメを入れることで質感が変わります。

ジェルタイプ

ジェルタイプのチークはジャー容器に入っていることが多く、水分と油分がバランスよく含まれているためみずみずしい使用感でありながら、適度にしっとりと仕上げられます。また、肌に密着して崩れにくくなることもポイントです。

ツヤ感重視のアイテムを作りたいときや、長時間崩れないメイクをしたいときにおすすめです。

クリームタイプ

クリームタイプのチークは油分を多く含み、かなりしっとりとした処方で、耐水性に優れています。伸びがよく使いやすいという特徴があります。コンパクト型の容器に入っていることが多く、指に取って塗ったり、頬に乗せたあとに指でなじませたりして使います。

自然な発色になるため、ナチュラルメイクがしたいときのおすすめアイテムです。

リキッドタイプ

リキッドタイプのチークは、しっとりとした使用感が特徴で、透明感やツヤ感を表現できる剤形となっています。肌への密着感が高く、メイク崩れしにくいことも特徴の1つです。チューブタイプやチップがついたボトル型の容器に入ったものがよく見られます。

使用方法は、少量を指やスポンジで肌に塗り広げます。ただし、最適な使用量を見つけるには少し練習が必要かもしれません。少しずつ量を調整しながら、自分に合った使い方を見つけていくとよいでしょう。

チークをOEM製造する際の3つのポイント

OEMメーカーに委託することで、自社内にノウハウがなくてもチークを製造することは可能です。ただし、できる限りスピーディーに希望通りの製品を作るにはいくつかのポイントがあります。本章では、チークをOEM製造する際のポイントを3つ紹介します。

商品イメージを固める

OEM製造を委託する前に、自社内である程度の商品イメージを固めておくことが大切です。ターゲットやコンセプト、チーク以外にも作りたいアイテムなどを決めてからOEMメーカーを探しましょう。

商品イメージを実現するために必要な生産設備や専門的な製造ノウハウがあるかを基準にすることで、より適切なOEMメーカーが探せます。また、委託前に商品イメージを決めておくことで、製品完成までの期間を短縮できる可能性もあります。

最小ロット数および納品時期の確認

納品を希望する時期や製造量を明確にしたうえでOEMメーカーを選定することも、重要なポイントです。化粧品のOEM製造には処方決定や容器の選定、デザイン作成など複数の工程があります。

初回打ち合わせから納品まで半年から1年程度かかるのが一般的です。しかし予期せぬトラブルで遅れることも考えられるため、余裕のあるスケジュールを組むことが大切です。また、初期費用や在庫のリスクを抑えるためにはできる限り小ロットから発注できるメーカーを選びましょう。

デザインや種類・色の選択肢を確認

一口に化粧品のOEM製造が可能といっても、業者によってできることが異なります。チークのようなカラーコスメを得意とするメーカーもあれば、ローションのようなスキンケアアイテムを専門とする業者もあります。委託前にOEMメーカーの実績を確認するのがおすすめです。

また処方やデザインによって必要な生産設備が異なる場合もあります。あらかじめ素材やデザイン、容器の希望を伝えた上で、対応可能なメーカーを選定しましょう。

OEM製造の主な流れ

本章では、OEM 製造でチークを作る流れについて紹介します。初めに流れを確認することで計画的に商品開発が進められます。チークを製造するには、仕様が確定するまでに数か月、そこから生産・納品されるため最低でも半年程度の期間が必要です。

納品までは下記の流れで進みます。

1.競合のリサーチやコンセプトの選定
2.化粧品OEM事業者との打ち合わせ
3.製造ロットの決定
4.製品仕様の決定(処方や容器・パッケージ等)
5.見積・契約、発注(薬事申請手続きを含む)
6.製造開始・納品

OEMメーカーに問い合わせた時点で、競合のリサーチやコンセプトの選定はすでに行っている場合もあるでしょう。しかし、メーカーは業界の専門的な視点を持つため、あらためて確認してみることをおすすめします。

また、商品の大枠が決定しても、処方内容に時間を要する可能性もあります。OEMメーカーが持っている処方内容を活用する場合はそれほど時間を要しませんが、完全にオリジナル処方で商品を開発する際は、最低でも1年程度は期間がかかると想定しておきましょう。

チークOEM製造でのトキワの強み

トキワは50年以上にわたる製品企画・開発の経験があるメイクアップ化粧品OEMメーカーです。本章では、チークのOEM製造にトキワが適している理由を紹介します。

世界最高水準の品質

人の肌に直接触れる化粧品は高品質であることが求められます。トキワには厳しい品質検査基準やGMP準拠の生産管理体制があります。

トキワの日本国内の工場は化粧品製造販売業、医薬部外品製造販売業の許可に加えてISOも取得。米国・中国・フィリピンの生産拠点でも現地の規制に沿って各種許可を取得済みです。国内外のプレステージ化粧品ブランドから認められた世界最高水準の品質で、オリジナルのチークを製造できます。

処方と容器の同時開発

トキワでは、処方部門と容器部門が一体となって開発を行うことで、製品化までの期間を大幅に短縮し、品質の安定性を高めています。処方と容器の同時開発という独自のアプローチにより、低粘度の中身を繰り出し使用できるリップや、1本に多色が入ったペンシルなど、新しい発想の製品を数多く生み出してきました。

400件以上の特許技術を保有し、100名を超える研究開発者が在籍するグローバルテクノロジーセンターでは、常に最先端の製品開発に挑戦しています。トキワは、処方・容器の一体開発から製造・納品までのワンストップサービスを提供し、お客様の画期的なイノベーションの実現をサポートします。

納期の順守と最高のサービス

トキワは長年の経験と高度な技術を活かし、スピーディーかつ高品質な製品提供を実現しています。最新の設備と熟練のスタッフが連携することで、質の高い製品を短期間で製造可能。これにより、顧客の急なニーズにも対応できるのです。お急ぎの場合でもぜひご相談ください。

年間500種類以上の新商品開発に携わるカラーコスメ開発のプロによるサポートも、トキワならではのサービスです。必要に応じてECサイト立ち上げやマーケティング戦略実装もお手伝いします。自社に化粧品製造のノウハウがない場合でも安心してご依頼ください。

イメージを具現化できる

コスメを作る上では処方に加えて、感性に訴えかける容器デザインやイメージも大切です。イメージをできる限り忠実に具現化できるよう、トキワにはオリジナルの生産設備がそろっています。高い生産技術により、難易度の高いものや複雑な工程を持つ製品も製造可能です。

50年以上の化粧品製造の経験を活かし、イメージに沿った処方や容器の提案もいたします。

まとめ

チークには大きく分けて4つの剤形があり、使用感や仕上がりが異なります。

ターゲットやコンセプト、剤形や容器といった製造したい商品や納期・発注量のイメージができたら、希望通りの製品製造が可能なOEMメーカーを選定しましょう。

当社トキワは、国内ではカラーコスメ受託製造において10年連続シェアNo.1*であり、世界最高水準の品質を維持しながら、チーク製造においてワンストップのサポートを提供しています。初めて化粧品をOEM製造する場合でも安心してご相談いただけますので、ぜひお問い合わせください。

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