カラーコスメOEM国内トップシェアのトキワによるコラム
アイライナーをOEM製造する際のポイント【メイクアップ化粧品OEM解説シリーズ】

目元の印象を変えるために使われるアイライナー。当記事ではアイライナーのOEM製造について、作れる種類やOEMメーカー選定から納品までの流れ、成功させるためのポイントなどを紹介します。
アイライナーのOEM製造とは
オリジナルのアイライナーを作るのであれば、OEMメーカーに製造を委託するのがおすすめです。
化粧品の製造販売には「専門的な設備を持つ工場」と「国が認可したライセンス」が必要です。工場やライセンスを持っていない場合は、化粧品の製造販売で多くの実績を持つOEMメーカーに依頼しましょう。コストを抑え、効率的にアイライナーを作れます。
自社だけのアイライナーを作れる
目元の印象を左右するアイライナーは、アイメイクの中でも特に重要なアイテムです。複数のアイテムを使い分けている人も多いため、消費者のニーズに応えられるオリジナル商品を作れば受け入れられる可能性は高いでしょう。
OEMメーカーのノウハウを活用すれば、自社で経験がなくてもアイライナーの製造販売ができます。
コロナ禍でアイメイクの需要が高まった
コロナ禍はメイクアップの傾向にも影響を与えました。人と会うときにマスクをつけることが前提となり、マスクで隠れないアイメイクに注目が集まりやすくなりました。
またオンライン会議の際に目をより大きく、はっきりと見せたいというニーズも増えたことで、以前よりアイメイクの需要は高くなっています。需要の高まりによって販売チャンスが増加していることから、自社でアイメイクをはじめとしたコスメを製造する企業も見られます。
OEMで製造できるアイライナーの種類
OEMで製造できるアイライナーには4種類あります。それぞれの特徴によって仕上がりが異なるため、なりたいメイクやその日の気分で複数のアイテムを使い分ける人も少なくありません。
ここではアイライナーの種類について紹介します。特徴や使われ方を押さえた上で、OEMメーカーと相談しながら製造するアイライナーの種類を選ぶのがおすすめです。
ペンシルタイプ
ペンシルタイプのアイライナーには大きく分けて2種類あります。1つは名前の通りに鉛筆型のもので、もう1つは芯の部分がプラスチックのケースに包まれており、少しずつ繰り出して使う形状のものです。
発色が自然で修正もしやすいことがペンシルタイプの特徴です。使い勝手がよいため、初心者から上級者まで幅広く使われています。
リキッドタイプ
リキッドタイプはペン型のアイライナーです。筆ペンや蛍光ペンの仕組みに似ており、先端にリキッドを染み込ませた筆、もしくはフェルト片がついています。
リキッドのため肌への密着感が高いことと、力加減によってアイラインの太さを調節しやすいことが特徴です。発色がよいため、はっきりとしたアイラインを好む人に向いています。
パウダータイプ
アイラインを引く際にブラシを使うのがパウダータイプです。細い線を引くにはテクニックが必要な一方で、ふんわりとした雰囲気に仕上げたいときに向いています。アイシャドウの延長のようなイメージで、濃い色を目の際に入れると印象がはっきりします。
濃いメイクが好みでない、もしくは状況的にふさわしくないけれど目を大きく見せたいときに重宝するでしょう。
ジェルタイプ
ジェルタイプのアイライナーはペンシルタイプより柔らかく、リキッドタイプよりは硬いテクスチャーが特徴です。芯状になっていて繰り出しながら使うものと、小瓶に入ったものを筆にとって使うものがあります。
ペンシルタイプより発色がよいため、くっきりとしたアイラインが描けるでしょう。リキッドタイプより失敗しにくい点もメリットです。
アイライナーOEM製造の3つのポイント
アイライナーをOEM製造する際、イメージ通りの商品を作ってもらうにはどうすればよいのでしょうか。特に初めてOEM製造を依頼する場合は、何から手をつけるべきか迷う人もいるかもしれません。
OEM製造を成功させるために、発注前に押さえておきたいポイントは3つです。OEMメーカーを選ぶ際に参考にしてみてください。
商品イメージを固める
「どのようなアイライナーを作りたいのか」まずは自社で商品イメージを固めておくことが大切です。ターゲットやコンセプトを絞ったり、アイライナーの種類を決めたりすることから始めるのも方法の一つです。
中には、消費者リサーチなどを通して知見を持っているOEMメーカーもあります。自社で商品イメージを固めた上で、さらに改善できるところがないか相談してみるのもよいでしょう。
最小ロット数を確認
最小ロット数はOEMメーカーによって異なります。リスクを抑えるためには少量の注文にも対応できるOEMメーカーがよいでしょう。
一方で、ある程度のボリュームを一度に注文するほうが商品1個あたりの製造コストが安くなる傾向にあります。OEMメーカーを選定する際は最小ロット数に加えて、コストと利益のバランスも考慮します。
デザインや種類・色の選択肢を確認
OEMメーカーを選ぶ際は、デザインや種類・色の選択肢も確認すべき項目の一つです。商品イメージを持ち込み、対応可否を確認してもらいましょう。
一般的に要望が多いほど開発に時間がかかり、製造コストが高くなります。予算や商品販売時期も踏まえた上で、対応可能な範囲をOEMメーカーとすり合わせてから契約に臨みましょう。
アイライナーのOEM製造の流れを解説
アイライナーのOEM製造の流れを解説します。大まかな流れは以下の通りです。製品仕様が確定するまでおよそ3ヶ月~6ヶ月、仕様確定後発注をして完成した製品が納品されるまでに約3~4カ月程度はかかるため、全体では1年ほどかかる場合があります
- 競合のリサーチやコンセプトの選定
- OEMメーカーとの打ち合わせ
- 製造ロットの決定
- 製品仕様の決定
- 見積・契約、発注
- 製造開始・納品
上記のスケジュールには、薬事申請手続きにかかる時間も含まれます。
なお、商品の処方によっては開発にさらに時間を要する可能性があることを押さえておきましょう。オリジナル処方の場合は1年程度かかることもあります。
コスメブランド立ち上げ時の課題
OEMメーカーに製造を依頼することで、コスメブランドを立ち上げるハードルは低くなります。一方で、新規事業の立ち上げにはトラブルや課題がつきものです。
ここではコスメブランドを立ち上げる際に考えられる課題を解説します。事前にしっかりと準備したり、OEMメーカーのノウハウを活用したりすることで乗り越えられるでしょう。
販売までに手間と時間がかかる
コスメブランドを立ち上げる際、実際に商品をリリースするまでには多くの手間と時間がかかります。たとえば、コスメブランドのコンセプトや商品ラインナップ、販売方法を考える必要があります。
できる限り早く販売したいと思うかもしれませんが、想定外のトラブルが発生することも考えられるため、スケジュールには余裕を持ちましょう。
化粧品製造に対する知識が不足している
人の体に直接触れる化粧品を製造するには、品質や安全性を確保するための様々な規制に従う必要があります。コスメブランドを立ち上げるまでに、化粧品製造に関する理解をある程度深めておきましょう。
理解不足のままアイライナーの製造・販売を進めると、薬機法などの関連法令に抵触して罰せられるおそれもあります。
まとめ
化粧品の製造販売ができるOEMメーカーに委託することで、設備やライセンスがなくてもオリジナルのアイライナーを作れます。豊富な実績やノウハウを持つOEMメーカーを選ぶことで、よりイメージに近い商品を作れるでしょう。
特にアイライナーは処方と容器のマッチングが品質上非常に重要なので、処方と容器を共に開発しているOEMだと安心です。
トキワはアイライナーを含むカラーコスメに強みを持つ化粧品製造メーカーで、処方と容器を開発している日本で数少ないOEM企業の一つであり、カラーコスメOEMにおいて国内シェアNo.1の企業です。50年以上にわたって国内外の大手化粧品メーカーの製品を手がけてきたノウハウを基に、理想のコスメブランドの立ち上げを支援します。化粧品製造の経験がない場合でも丁寧にサポートいたしますので、ぜひご相談ください。