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化粧品OEM

化粧品OEMで実現するクリーンビューティ|市場動向と課題を解説

近年、消費者の環境意識や健康志向の高まりを受け、「クリーンビューティ」が世界的なトレンドとなっています。肌や環境に優しいイメージはあるものの、具体的にどのようなものなのか、わからない方も多いのではないでしょうか?

「クリーンビューティ」という言葉に明確な定義はありませんが、有害な化学物質を含まない、倫理的な調達による天然由来成分を使用する、環境に配慮したパッケージを採用するなどの製品が増えています。本記事では、クリーンビューティの定義やメリット、日本のクリーンビューティ市場と化粧品OEMの関係性についてや環境への影響について解説します。

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クリーンビューティの定義

クリーンビューティとは、人体や環境への悪影響が懸念される成分を極力排除し、倫理的な配慮のもとに製造された化粧品を指す言葉です。明確な定義や規制は存在しないため、ブランドや団体によって解釈が異なる点に注意が必要です。

多くの場合、以下の要素が共通しています。

  • ・合成香料など、健康への影響が懸念される成分を使用しない    
  • ・環境に優しい成分や製造方法を採用し、持続可能なパッケージを採用
  • ・原料の調達において、フェアトレードなど倫理的な方法を採用
  • ・動物実験を行っていない、または動物由来成分を使用していない

クリーンビューティは、「自然派」や「オーガニック」といった言葉で表現できるものではなく、より包括的な概念だと言えます。一過性のブームではなく、消費者の価値観の変化を反映した持続的なトレンドだと考えられるでしょう。

クリーンビューティの台頭

画像引用:SDGs CLUB|12.つくる責任、つかう責任

クリーンビューティの台頭は、2015年に国連サミットで採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の目標12「つくる責任 つかう責任」とも関連しています。とくにミレニアル世代やZ世代は、消費者の健康や環境問題に対する意識が高く、化粧品選びにおいても「クリーン」な成分を求める傾向があります。SDGsの目標達成に向けて環境問題や社会問題への意識が高まる中、クリーンビューティは、持続可能な社会の実現に貢献する可能性を秘めていると言えるでしょう。

クリーンビューティを意識した製品のメリット

クリーンビューティを意識した製品には、消費者と企業の双方にとって魅力的なメリットが多くあります。特徴的な処方設計や環境への配慮、消費者ニーズへの対応など、製品価値は多岐にわたります。これらのメリットを活かすことで、ブランド企業は市場における競争優位性を確立し、持続可能な事業成長を実現できるでしょう。

本章では、具体的なメリットを詳しく紹介します。

特徴的な処方設計

クリーンビューティを意識した製品は、肌や健康に悪影響を及ぼす可能性のある成分をできる限り削減。より安全性の高い成分を選択した処方設計が特徴です。オーガニック認証を取得した成分やコールドプレス製法で抽出された植物オイル、エッセンシャルオイルなど、自然由来の成分を積極的に配合しているブランドも少なくありません。

環境への配慮

クリーンビューティを意識したブランドの多くは、環境負荷軽減を重視した製品設計を実施しています。製造過程から使用後の廃棄まで、環境に配慮したアプローチを取ることで、企業の社会的責任(CSR)を果たすとともに、環境意識の高い消費者からの支持を獲得できるでしょう。具体的な環境配慮の取り組みとして、パッケージにリサイクル可能な素材やバイオプラスチックを採用することが挙げられます。

製造工程における環境負荷の削減も重要な要素です。環境配慮型の製品開発は、SDGsへの貢献としても評価され、ブランド価値の向上にもつながります。

倫理的な消費

クリーンビューティを意識した製品によって、消費者の求める倫理的な価値観に応えることも可能です。近年の消費者は、製品の品質や効果だけでなく、その製品がどのように作られているのか、どのような影響を社会に与えているのかに強い関心を持っている方が多い傾向にあります。

企業の透明性や成分選択についての考え方は、ブランドの信頼性を高めるための重要な要因です。とくに、動物実験を行わない製品開発や、フェアトレードによる原料調達など、製品の製造過程における倫理性の確保は、現代の消費者が重視する要素となっています。

倫理的な消費は一時的なトレンドではなく、持続可能な社会の実現に向けた長期的な潮流として定着しつつあります。ユーザーニーズを満たす価値提供は、製品の差別化要因となり、競争優位性の確立にもつながるでしょう。

クリーンビューティに対応するOEMメーカーの現状

近年、多くの化粧品OEMメーカーが、クリーンビューティに対応した製造体制を整えています。

リサイクル可能な容器やバイオマス素材を活用したパッケージなど、環境負荷を低減するための選択肢も豊富です。さらに、フェアトレードや労働環境に配慮した原料調達など、倫理的な観点からの取り組みを支援しているメーカーもあります。

そのため、クリーンビューティを意識した製品の製造を希望する場合は各OEMメーカーでどのような対応が可能なのか、また過去の実績などを確認したうえで、自社にあったメーカーを選ぶことが大切です。

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化粧品OEMでのクリーンビューティ成功事例|7NaNatural

7NaNaturalは、「人生も、世の中も、ナナイロに。」というスローガンを掲げ、日本初のクリーンビューティブランドとして、天然由来成分100%の高発色カラースティック7色やカラーパレットを提供しています。 

ブランド名は、同社が使用しない7つの化学物質と、100%天然由来成分を表す「ナチュラル」を組み合わせたものです。 トレンドに左右されない、ミニサイズで使いやすい商品を展開し、誰でも安心して使える安全な製品づくりを目指しています。また、再生プラスチック原料を一部容器に使用するなど、環境への配慮も徹底しています。   

化粧品の製造を担ったのは、化粧品OEMメーカーのトキワです。7NaNaturalのカラースティックの開発においては、天然由来成分100%でありながら従来の口紅と遜色ない強度と滑らかさを実現する処方の開発に成功するなど、多様なニーズに対応した商品開発を行っています。

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まとめ

クリーンビューティは、日本の化粧品市場において今後ますます重要なキーワードとなり、消費者の意識変化や企業の取り組みによって、市場はさらに活性化していくと考えられます。この流れは、日本の化粧品市場の構造や競争環境にも大きな変化をもたらす可能性があるといえるでしょう。

トキワは長年の化粧品OEM製造で培った技術力と豊富な開発実績を活かし、クリーンビューティ製品の実現をサポートいたします。天然由来成分を活用した処方設計から、環境に配慮したパッケージング選定まで、ぜひご相談ください。

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