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商品開発

リップライナーペンシルのOEM生産で差をつける!豊富なカラーと質感のオリジナルコスメをつくろう

オリジナルのリップライナーペンシルを開発したいと考えているものの、どこから手を付ければ良いかわからずお悩みの方もいるでしょう。本記事では、リップライナーペンシルの市場動向や消費者ニーズ、製品概要や各種類の特徴を詳しく解説しています。また、OEM製造で作った製品の差別化戦略についても触れています。

この記事を読めば、リップライナーペンシルのOEM製造に関する疑問や不安を解消でき、具体的な製品開発に向けた具体的なステップを踏み出せるでしょう。市場のトレンドを捉え、消費者ニーズに合致した魅力的なオリジナルリップライナーペンシルを開発するためのヒントが満載です。ぜひ、最後までご覧ください。

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リップライナーペンシルの市場動向

リップライナーペンシルが登場した当初は、口紅のにじみを防ぎ、輪郭を強調させることが主な目的でした。昭和40年代には、現在の主流であるペンシル型ではなく、マニキュアのような瓶に入った液体を筆で塗るタイプが主流でした。

しかし、時代とともにリップライナーペンシルの役割は大きく変化し、現在ではより多様な目的で活用されています。唇の輪郭を整えるだけでなく、口紅の発色や持ちを良くする、リップメイクのキープ力UP、好みの唇の形を作るなど、その役割は多岐にわたります。

近年はマスク着用の習慣化やSNSによるメイク情報の拡散を背景に、より高発色で落ちにくい処方や、唇の立体感を演出しやすい高機能製品へのニーズも高まっています。実際、世界のリップライナーの市場規模は、2023年に約6,400億円と評価され、2031年までに約9,400億円に達すると予想されています。(※1)

※1ドル150円で計算

今後はパーソナライズ化やサステナブル素材の活用などの新しい価値観に即した商品開発が進むことで、リップライナーペンシル市場の成長はさらに加速すると考えられます。

※1:MARKET RESEARCH INTELLECCT|リップライナーの市場規模と予測

リップライナーペンシルの消費者のニーズ

リップライナーペンシルには、ペンシル型・クレヨン型・繰り出し式・リキッドタイプ・ジェルタイプなど、形状や質感に幅広いバリエーションがあります。また、マットやクリーミー、ティント処方など、落ちにくさや発色を重視する商品が多くの支持を集めています。

特にマスクを着用する機会が多くなったことで、マスクへの色移りやメイク崩れを防ぐ「落ちにくい処方」が大切なポイントに。メイク初心者でも失敗しにくい柔らかめの芯や、削らずに使える繰り出し式などの描きやすさも重要視されています。

リップライナーペンシルの最新トレンド

現在のリップライナーペンシル市場では、多機能化と高付加価値化が大きなトレンドとなっています。例えば、1本で唇の輪郭補正から塗りつぶし、さらにはチークやシェーディングとしても活用できるマルチユースアイテムも登場。ポーチの中身をコンパクトにしたい消費者のニーズに応えています。

美容液成分が配合されており、メイクをしながら唇の保湿やケアができるアイテムも注目されています。さらに、オーバーリップメイクを簡単に実現できる高発色タイプや、マスクを外したときにも鮮やかなリップラインをキープできるティント処方など、メイク崩れを最小限に抑える工夫が求められています。

リップライナーペンシルの製品概要

リップライナーペンシルは、輪郭を美しく整えたり、唇の印象を操作したりとさまざまな役割を担うアイテム。ここでは、リップライナーペンシルの種類と色味、処方とその特徴について解説します。

リップライナーペンシルの種類

リップライナーペンシルは、大きく分けて以下の種類があります。

種類特徴メリットデメリット
繰り出し式削る必要がなく手軽に使える携帯に便利でいつでもどこでも使える芯が柔らかいため強い力を加えると折れやすい
鉛筆タイプ芯を削ることで常に鋭いラインを描ける繊細なラインが描ける削り方によっては芯が折れやすく、短くなると使いにくい
ペンタイプリキッドタイプで滑らかな描き心地発色が良く落ちにくいインクが出過ぎるとにじみやすい

鉛筆タイプについては、太さにもよりますが、木軸・樹脂軸タイプの方が機構ペンシルよりも柔らかい芯を入れられるという特徴があります。そのため、削りたてであれば機構ペンシルよりも柔らかく滑らかに細い線を描けるというメリットがあります。

リップライナーペンシルの色味

リップライナーペンシルの色味は、口紅の色味に合わせて選ぶのが基本です。定番のベージュやピンク、ブラウンの他、レッドやオレンジ、パープルなど、カラーバリエーションが豊富です。質感もさまざまで、マット、パール、ラメなど、仕上がりのイメージに合わせて選べます。

マットタイプは落ち着いた印象に、パールタイプは華やかな印象に仕上がります。ラメ入りでは、より華やかで立体感のある唇を演出できます。

リップライナーペンシルの処方

リップライナーペンシルは、処方によって使用感が大きく異なります。保湿成分配合のものは、唇の乾燥を防ぎながら滑らかに描けます。ウォータープルーフタイプは、汗や水に強く、長時間のメイクキープが可能。どのようなアイテムにするかはユーザーニーズを考慮して決める必要があります。

リップライナーペンシルのOEM製造とは?

リップライナーペンシルの自社ブランド展開を検討しているものの、製造設備や専門的なノウハウはない...とお悩みの方もいるでしょう。そんな時に役立つのがOEM製造です。OEM(Original Equipment Manufacturing)とは、製品を製造したいブランド企業が、化粧品OEMメーカーに製造を委託することを指します。これにより、初期投資を抑えながら、自社ブランドで高品質なリップライナーペンシルの販売が可能になります。

OEMと似た言葉にODM(Original Design Manufacturing)があります。OEMは製品の製造部分を担うのに対し、ODMは製品の企画から製造までを一貫して実施する形態のこと。そのため自社で製品開発のノウハウがない場合や、企画段階からアドバイスが欲しい場合に適しています。

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OEM製造のメリット

OEM製造には、主に以下のようなメリットが挙げられます。

  • 初期投資の削減:工場設備や製造ラインへの投資が不要
  • ・開発コストの削減:処方開発や品質管理をOEMメーカーに委託可能
  • ・スピーディーな商品展開:製造ノウハウを持つOEMメーカーへの委託で迅速な商品展開
  • ・ブランドイメージの構築:オリジナルの処方やパッケージで、独自のブランドイメージを確立

OEM製造の基本的な流れ

OEM製造の基本的な流れは、以下の通りです。

  1. 企画・構想:リップライナーのコンセプト、ターゲット、色味、質感、包装を決める
  2. OEMメーカー選定:企画に合う技術・実績のOEMメーカー選定。複数見積もりでの比較検討
  3. サンプル作成:OEMと打ち合わせ、サンプル作成。色味、質感、使用感の確認と修正依頼
  4. 製造・納品:サンプル合意後、製造開始。納期・納品方法の事前確認
  5. 販売開始:自社ブランドとして、リップライナーペンシルの販売を開始

OEMメーカーの選び方

OEMメーカーを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

項目詳細
実績と経験・リップライナーペンシルの製造実績が豊富か
技術力・希望する色味や質感を実現できる技術力があるか
品質管理体制・厳格な品質管理体制を整えているか
・安全で高品質な製品を製造できるか
・ISO9001などの認証取得状況も確認
対応力・柔軟な対応をしてくれるか
・スムーズにコミュニケーションが取れるか
・希望するロット数に対応しているか
価格・複数のメーカーから見積もりを取り、価格を比較
・価格だけで判断せず、品質や対応力も考慮する

リップライナーペンシルOEMで差をつけるポイント

他社との差別化を図り、消費者の心を掴むリップライナーペンシルを作るには、企画段階からしっかりと市場調査を行い、さまざまな工夫を凝らす必要があります。本章では、リップライナーペンシルOEMで差をつけるためのポイントを詳しく解説します。

1.トレンドカラーをいち早く取り入れる

メイクアップの世界では、トレンドカラーは消費者の購買意欲を大きく左右する重要な役割があります。なぜなら、トレンドカラーは、ファッションやライフスタイルの変化を反映し、消費者の「新しい自分を表現したい」という欲求を刺激するからです。そのため、トレンドカラーをいち早く取り入れることで、最新のファッションやメイクに関心の高い顧客のニーズに応え、製品への注目度を高めることができ、結果として市場の需要に応えられます。

最新のトレンド情報にアンテナを張り、徹底した市場調査の実施により、売れるリップライナーペンシルを生み出せるでしょう。市場調査の際は、人気コスメブランドの限定色や、SNSで話題のカラーを参考にするのがおすすめです。

2.豊富なカラーバリエーションで勝負

より多くの顧客を獲得し、売上を最大化させるには、幅広いカラーバリエーションを取りそろえることが重要です。定番色であるベージュ、ピンク、レッドに加え、トレンドカラーを積極的に取り入れることで、消費者の購買意欲を高められます。季節に合わせた限定色なども効果的です。定番色は安定した需要が見込まれる一方、トレンドカラーは話題性を生み出し、新たな顧客層の獲得にも繋げられます。

3.質感で個性を演出

カラーだけでなく質感にもこだわることで、リップライナーペンシルの魅力をさらに高められます。多様な質感のリップライナーペンシルを提供できれば、消費者のさまざまなニーズに応えられます。質感は、仕上がりの「光沢感」と使用感の「なめらかさ」で分けることができます。

◆仕上がりの質感(光沢感)

1.マットタイプ|洗練された印象を演出

マットタイプのリップライナーペンシルは、洗練された印象を与え、モードなメイクアップにぴったり。近年人気の高い質感であり、幅広い年齢層に支持されています。

2.パールタイプ|華やかさをプラス

パールタイプのリップライナーペンシルは、華やかな印象を与え、パーティーシーンなどにも最適です。繊細なパール感で、上品な仕上がりを演出できます。

◆使用感の質感(なめらかさ)

クリーミータイプ|滑らかな描き心地

クリーミータイプのリップライナーペンシルは、滑らかな描き心地で、唇への負担が少ないのが特徴。初心者でも使いやすく、メイク初心者の方にもおすすめです。

4.容器へのこだわりでブランドイメージを確立

リップライナーペンシルの容器は、ブランドイメージを伝える重要な要素です。高級感のあるパッケージは、商品の付加価値を高め、消費者の購買意欲を刺激。ゴールドやシルバーの箔押し、エンボス加工などを施すことで、ラグジュアリーな印象を与えられます。

環境問題への意識が高まる現代において環境に配慮した素材の使用は、企業の社会的責任を示す上で重要です。再生プラスチックやバイオプラスチックなどの採用によって、サステナブルなブランドイメージを構築できます。

リップライナーペンシルのOEM製造におけるトキワの強み

国内メイクアップカラー化粧品受託製造市場で10年以上連続No.1(※2)を誇り、2023年度は約34%のシェアを占める株式会社トキワ。リップライナーペンシルのOEM製造における当社の強みは「処方と容器を同時に開発できる独自のアプローチ」にあります。一般的に処方と容器の開発は順次行われますが、トキワではこれらを並行して進めることで、製品化までの期間を大幅に短縮。さらに処方と容器の相互作用を早期から考慮するため、描き心地や仕上がりの安定性を格段に向上させられます。

こうしたイノベーションの背景には、1948年の創業以来培ってきた独自の容器設計技術と400件以上の特許技術、そして100名以上の研究員が在籍するグローバルテクノロジーセンターの存在があります。低粘度の中味を繰り出して使えるリップ製品や、1本で多色を楽しめるペンシルなど、処方と容器の同時開発だからこそ実現できた革新的な事例も数多く生み出してきました。

さらに、トキワは厳しい品質検査基準とGMPに準拠した生産管理体制を整え、複数の国内外拠点で同一水準の品質を担保。ワンストップサービスによる納期遵守と柔軟なカスタマイズ対応が、世界各国のクライアントから高い評価を得ています。また、環境負荷低減や人体への優しさを追求する「トキワサステナブルビューティフィロソフィ」を掲げ、再生可能エネルギーの活用や生分解性の高い原料の採用など、サステナビリティ経営にも力を入れています。

※2:※矢野経済研究所 「2024年版化粧品受託製造・容器・原料市場の展望と戦略」などより当社調べ

まとめ

リップライナーペンシルのOEMで他社と差をつけるには、カラー、質感、容器へのこだわりが重要です。トレンドカラーを網羅した色展開、パーソナルカラー診断との連携、多様な質感の提供は、顧客ニーズに応え購買意欲を刺激できます。高級感のあるパッケージや環境配慮素材もブランド価値を高める要素です。

信頼できるOEMメーカーと連携しながら高品質な製品を作り、自社ブランドを成功させましょう。この記事が、リップライナーペンシルのOEM製造を考える上で少しでも役に立てれば幸いです。

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