OEMコラムTOKIWA COLUMN

カラーコスメOEM国内トップシェアのトキワによるコラム

化粧品OEM

ペンシル製品のOEM製造とは?差別化戦略やメーカー選びを解説

「ペンシル型のカラーコスメを自社ブランドで展開したいけれど、何から始めたらいいかわからない…」すでに化粧品販売を手掛けている方や、これから化粧品OEMでペンシル製品を作りたいと考えている方の中には、上記のような悩みを持つ方もいるでしょう。

 本記事では、ペンシル型化粧品のOEM製造について、企画段階から納品までの流れ、そして成功させるための重要なポイントを徹底解説。競合との差別化戦略はもちろん、質の高い化粧品を製造してくれるOEMメーカーの選び方まで、具体的なノウハウを紹介しています。

トキワの豊富な実績をもとに化粧品のOEM製造をサポートいたします!

トキワでは、国内外問わずこれまでたくさんのプレステージブランド様からの信頼をいただき、高品質な製品を提供してまいりました。

豊富な実績と確かな技術力を活かし、化粧品OEMが初めての方でも安心してご依頼いただけるようサポートいたします。

ペンシル製品のOEM製造とは

ペンシル製品のOEM(Original Equipment Manufacturing)製造とは、ブランド企業が企画・設計したペンシル型化粧品(アイライナー、アイブロウ、リップペンシル等)を、専門のOEM製造メーカーに委託する形態のこと。これにより、ブランド企業は自社で製造設備や専門知識を持つ必要がなく、化粧品の開発・販売に注力することが可能となります。

OEM製造は、コスト効率の向上や製造リードタイムの短縮、専門メーカーのノウハウ活用といったメリットをもたらします。これは、新規事業参入や製品ラインナップ拡充を検討される企業にとって有効な手段となり得るでしょう。

ペンシル製品をOEM製造する流れ

ペンシル製品のOEM製造は、以下の段階を経て進行します。

1.イメージを具現化する(コンセプト策定)

どのようなペンシル製品を製造したいのか、根幹となるコンセプトを明確にします。ターゲットとする顧客層や化粧品の機能、ブランドイメージ、市場におけるポジショニングなどを具体的に検討し、OEMメーカーへ詳細な情報を提供します。

初期段階における綿密なコミュニケーションが、後の化粧品開発の方向性を決定づける重要な要素となるため、しっかりと伝えることが重要です。

2.製品の仕様を決める(製品仕様の決定)

コンセプトに基づき、下記のような具体的な仕様を決定します。

・処方(テクスチャー、発色、成分等)
・容器(材質、形状、デザイン等)
※ペンシルの場合は芯形状(芯径)も製品の仕様において重要な要素となります。
・色展開・品質基準・製造ロット数

OEMメーカーとの技術的なすり合わせを行いながら、実現可能性やコスト、法規制などを考慮し、最適な仕様を確定していきます。

3.試作品作り(試作・評価)

決定した製品仕様に基づき、OEMメーカーが試作品を作成。この試作品は、処方や色味、使用感、容器の適合性などを評価するための重要なサンプルです。

ブランド企業は試作品を実際に使用し、官能評価や必要な検査を実施することで、市場ニーズやブランドイメージとの整合性を検証します。必要に応じて、OEMメーカーと協議の上、処方や仕様の微調整を行います。

4.製造開始(製造・品質管理)

試作品の評価を経て、最終的な製品仕様が確定した後、OEMメーカーによる製品製造が開始。OEMメーカーは厳格な品質管理基準に基づき、化粧品の品質を確保します。また、関連法規制を遵守した製造が行われることも重要な確認事項となります。

5.製造完了(納品・アフターフォロー)

完成したペンシル製品は、合意された納期、数量、梱包形態でブランド企業へ納品されます。納品後は、市場の動向や顧客からのフィードバックに基づき、継続的な製品改良や新たな化粧品開発に向けた連携も視野に入れることが重要です。

ペンシル製品の主な種類

ペンシル型のコスメは、手軽さと機能性の高さから、多くのユーザーに支持されているアイテムです。OEM製造でこれらの製品を手掛けることは、ビジネスチャンスを広げる絶好の機会となるでしょう。ここでは、アイブロウ、アイライナー、リップペンシルのそれぞれの魅力と、OEM製造ならではの可能性についてご紹介します。

アイブロウペンシル|トレンドを掴み、理想の眉を自在に

近年のメイクアップにおいて、眉は顔の印象を大きく左右する重要なパーツとして注目されています。ナチュラルでありながらも洗練された眉を作るニーズが高まっており、その実現に欠かせないのがアイブロウペンシルです。トレンドに合わせたカラー展開や、描きやすさを追求した形状など、多様なニーズに応える化粧品開発が可能です。

OEM製造の大きなメリットは、多様な芯のタイプに対応できること。繰り出し式、鉛筆削り式といった定番のタイプから、繊細なラインを描ける極細芯、存在感のある眉を演出する太芯まで、さまざまなタイプを製造できます。ターゲットとするユーザー層や、ブランドが表現したいイメージに合わせて最適な芯を選択できる自由度の高さは、OEMならではの魅力と言えるでしょう。

豊富なカラーバリエーションもOEM製造のメリットの1つ。トレンドカラーはもちろん、パーソナルカラーに合わせた細やかな色展開も、OEM製造であれば実現可能です。

合わせて読みたい

アイライナーペンシル|印象的な目元を叶える、こだわりの一本を

リキッドアイライナーに比べ、自然で優しい印象の目元を作れるアイライナーペンシルは、ナチュラルメイク志向のユーザーを中心に根強い人気があります。近年では、高発色でありながらも落ちにくい、機能性の高い化粧品へのニーズが高まっています。

アイライナーペンシルをOEMメーカーに依頼した場合、ジェルライナーのようなとろけるようななめらかさを表現できる柔らかな芯から、繊細なラインを思い通りに描ける極細芯までさまざまなタイプの選択が可能です。ブランドコンセプトやターゲットとするユーザー層のニーズに合わせ、最適な描き心地を提供できます。

豊富なカラーバリエーションもOEM製造ならではの強み。定番のブラックやブラウンはもちろん、抜け感を演出するニュアンスカラーや、トレンド感溢れるくすみカラーなど、多彩な色展開でユーザーの個性を引き立てられます。

リップペンシルOEM|理想のリップラインを自在に描く、プロ仕様のアイテム

リップメイクの仕上がりを格上げするリップペンシルは、輪郭を整えたり、口紅の持ちを良くしたりと、その機能性の高さからプロのメイクアップアーティストにも愛用されています。近年では、単独でリップカラーとしても使える高発色な化粧品へのニーズも高い傾向にあります。

リップペンシルのOEM製造においても、美しいリップラインを際立たせるために輪郭をくっきり描ける硬めの芯や、唇全体にスルスルと塗り広げやすい柔らかめの芯など、用途に合わせたタイプの選択が可能です。

豊富なカラーバリエーションの中から理想とする色を選択できるのも、OEM製造の大きな魅力。トレンドを反映したリップカラーはもちろんのこと、既存の口紅との組み合わせを提案できる絶妙なニュアンスカラーの展開も可能です。

合わせて読みたい

ペンシル製品をOEM製造する際のメーカーの選び方

ペンシル製品のOEM製造を考える上で、自社の製品コンセプトに合致し、高品質な化粧品を安定供給してくれるパートナーを見つけることが非常に重要です。ここでは、ペンシル製品のOEM製造を検討する際、どのような点に注目してメーカーを選ぶべきかを解説します。

ペンシル製品の製造に強みがある

ペンシル製品のOEM製造を成功させる上で、OEMメーカーがペンシル製品の製造に特化した強みを持っているかどうかは重要なポイントです。

ペンシル製品は、芯の処方、充填技術、容器の設計など、他の化粧品とは異なる独自のノウハウが求められます。長年ペンシル製品の製造に携わっているメーカーは、これらの専門知識や経験が豊富であり、安定した品質と効率的な生産体制を確立しています。

特に、繰り出し式、ホルダー式(レフィルタイプ)、鉛筆削り式といった多様なタイプのペンシル製造に対応できるか、それぞれの芯の特性を熟知しているかなどを確認することが重要です。

ペンシル製品を含む化粧品の製造実績が豊富

OEMメーカーの選定においては、ペンシル製品を含む、幅広い化粧品の製造実績を確認することも欠かせません。豊富な製造実績は、そのメーカーが多様なニーズに対応できる柔軟性や、品質管理における信頼性の高さを裏付けるものです。

特に、製造を検討しているペンシル製品と類似の化粧品の製造実績が豊富であれば、よりスムーズな連携と、期待通りの製品が製造される可能性が高まります。過去の事例やクライアントからの評価などを参考に、実績豊富なメーカーを選ぶことで、安心してOEM製造を委託できるでしょう。

自社で希望する色や成分を実現できる技術力がある

ペンシル製品のOEM製造において、ブランド企業の独自性や競争力を発揮するには、希望する色や成分を忠実に再現できる技術力があるメーカーであることが重要です。特にカラーコスメにおいては、繊細な色味の調整や、トレンドに合わせたカラーの開発能力が重要となります。

配合したい機能性成分や、市場ニーズに合わせた成分の選定、そしてそれらを安定的に製品に配合する処方開発力も重要なポイントです。研究開発の体制や、過去の事例などを確認し、求める製品イメージを具現化できる技術力を持つパートナーを選びましょう。

OEM製造したペンシル製品を競合と差別化させるには?

競合が多い化粧品市場で、新たに展開するペンシル型化粧品を成功に導くためには、独自の輝きを放つための差別化戦略が不可欠です。

本章では、OEM製造におけるペンシル製品の差別化について、下記3つの重要な視点から深掘りしていきます。

  • ・トレンドカラーの取り入れ
  • ・共感を呼ぶテーマの発信
  • ・世界観の演出

これらの要素を戦略的に組み合わせることで、機能的に優れた化粧品としてはもちろん、顧客の心に響く、特別な存在となるペンシル製品を生み出せるでしょう。

トレンドを先取りしたカラーを取り入れる

美容業界において、色はトレンドを牽引する重要な要素。OEM製造でペンシル製品を差別化する上で、最新トレンドをいち早く取り入れたカラーバリエーションを展開することは、大きなアドバンテージとなります。定番カラーに加え、SNSやファッションショーなどで話題の最新色を積極的に採用し、感度の高いユーザーの注目を集めましょう。

パーソナルカラーに合わせた展開も重要です。イエローベース、ブルーベースといった分類で色を展開することで、幅広い顧客層に対応でき、個性を引き立てる色選びをサポート。顧客満足度向上にも繋がり、ブランドへの信頼感も高まるでしょう。

季節やイベントに合わせた限定色の定期的な投入も有効です。春らしいパステルカラー、夏に映えるブライトカラー、秋冬の深みのあるカラーなど、季節感を取り入れた限定色は話題性を生み出し、購買意欲を刺激します。常に新鮮で魅力的なカラーバリエーションを提供することで、競合との差別化に繋げられます。

ブランドが共感するテーマを発信し顧客との結びつきを強める

機能や効果だけでは語れない、ブランドの「想い」を届ける共感マーケティングは、OEM製造における強力な差別化戦略です。共通の価値観や社会的な意義を共有することで、顧客との単なる購買関係を超えた、感情的な繋がりを構築でき、ブランドへの深い愛着を育みます。

自社のブランドが大切にする価値観、関心を寄せる社会課題を明確にし、その上で製品企画の初期段階から、共感を生む要素を意識的に組み込むことが重要です。

例えば、環境問題への意識が高いブランドであれば、リサイクル可能な素材を積極的に採用した容器や、過剰な包装を省いたシンプルなデザイン、繰り返し使える詰め替え用製品の提供などが考えられます。原材料の選定におけるこだわりや、環境負荷軽減への取り組みなど、具体的なエピソードを伝えることで、化粧品そのものへの信頼感と愛着を同時に高められるでしょう。

参考にしたい

世界観を演出する

OEM製造のペンシル製品を市場で目立たせるには、アイテムを手にした瞬間に感じる特別な「世界観」の演出が欠かせません。

パッケージデザインは、ブランドの顔として世界観を鮮やかに表現するキャンバス。他社製品とは一線を画す印象的なデザインや形状の容器は、ブランドイメージを力強く訴求し、見た人の印象に強く残り続けるでしょう。

広告やSNSでの発信も、世界観を構築する重要なタッチポイント。一貫したビジュアルやメッセージでブランドの世界観を表現することで、顧客の感情に深く響き、共感を呼び起こします。製品開発の背景にあるストーリーや、ブランドに込められた哲学を丁寧に語ることで、製品が持つ機能性以上の価値を顧客に伝えることができ、愛着を育めるでしょう。

ペンシル製品のOEM製造ならトキワへ!

トキワは50年以上にわたる製品企画・開発の経験があるメイクアップ化粧品OEMメーカーです。ブランドコンセプトを体現する高品質なペンシル型化粧品のOEM製造なら、ぜひトキワにお任せください。

創業以来培ってきた技術力と豊富な実績を活かし、革新的な製品開発から品質管理、そしてお客様のニーズに寄り添ったきめ細やかなサポート体制で、理想のペンシル製品の実現を力強くバックアップいたします。

品質の高い製品製造

トキワでは、長年にわたり培ってきた独自の品質基準と、化粧品GMPに準拠した厳格な生産管理体制のもと、世界最高水準の品質を誇るペンシル型化粧品をこれまで豊富に製造してきた実績があります。

400件以上の特許技術に裏打ちされた確かな技術力と、処方開発から容器設計までを一貫して行う開発体制により、安定した品質と革新的な機能性を両立した製品のご提供が可能です。

国内外の多くのプレステージブランドから信頼を寄せられるトキワ品質で、特別なペンシル製品を製造いたします。

ワンストップでのサポート

トキワでは、自社グループ内の容器製造工場やサプライヤーとの密接な連携体制を構築。独自のネットワークが、製品の開発から調達、製造、納品に至るまでの全プロセスのワンストップサービスを可能にしています。

ワンストップサービスにより、納品まで1つの窓口で対応できるため、コミュニケーションの効率化とプロジェクト全体の迅速化を図ることも可能です。

トレンドへの対応

美容業界のトレンドは常に変化し続けています。トキワは、100名以上の研究員が在籍するグローバルテクノロジーセンターにおいて、最新の市場動向や技術革新を追求し、常に時代の最先端を行く製品開発に取り組んでいます。処方と容器の同時開発によって、低粘度の繰り出しリップや多色ペンシルなど、革新的な製品をいち早く市場に投入することが可能です。

トキワでは他社の製品分析や、何が売れているのか、売れている理由は何なのかを定期的に調査。論文や学会からの最新情報も常にチェックしています。さらに、サステナブルな社会の実現に向けた取り組みも積極的に推進しており、環境に配慮した原料や容器の開発にも力を入れています。

ペンシル製品をOEM製造し、新たなビジネスチャンスを

本記事では、ペンシル型化粧品のOEM製造について、概要から具体的な流れ、製品の種類やOEMメーカーの選び方、競合と差別化するための戦略まで、幅広く解説してきました。

トレンドを捉えた豊富なカラーバリエーション、共感を呼ぶブランドストーリーの発信、そして五感を刺激する世界観の演出。これらを戦略的に組み合わせることで魅力的なペンシル製品を生み出し、顧客とのより深い繋がりを築けるでしょう。

長年の経験と確かな技術力を持つトキワは、処方開発から容器選定、製造、納品までをワンストップでサポートし、理想とするペンシル製品の実現を力強くバックアップいたします。世界最高水準の品質と、変化し続けるトレンドへの対応力で、化粧品OEMビジネスの成功に貢献いたします。まずは、お気軽にお問い合わせください。

化粧品開発の悩みをプロに相談できます!

トキワは、国内ではカラーコスメ受託製造において10年連続シェアNo.1*であり

世界最高水準の品質を維持しながら、ワンストップのサポートを提供しています。

化粧品のOEM製造が初めてでも安心してご依頼いただけます。

ぜひご検討ください。

トキワに相談する

ページトップへ