トキワコラムTOKIWA COLUMN

カラーコスメOEM国内トップシェアのトキワによるコラム

TOKIWA Lab.

「参加者代表としての審査員」審査員インタビュー#3 株式会社ファーメンステーション 代表取締役 酒井里奈氏

こんにちは。TOKIWALab運営インターン生の水元です。

審査員インタビュー3回目の今回は、株式会社ファーメンステーションで代表取締役を務められている酒井里奈さんにお話を伺います。

目次

  1. 審査員の中で一番参加者に近い存在
  2. 応募しないメリットは一つもない
  3. まとめ

審査員の中で一番参加者に近い存在

画像1を拡大表示
△数名のスタッフと切磋琢磨した職場

本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。まず初めに簡単な経歴をお聞かせください。

酒井:元々日本と外資の金融機関に勤務していたのですが、ひょんなことから発酵技術に興味を持ち、東京農業大学応用生物科学部醸造科学科に入学し、発酵技術を学びました。
そして、株式会社ファーメンステーションを設立し、岩手と東京を拠点に、未使用資源からオーガニックエタノールや発酵原料を生産、サステナブル原料として販売する他、自社オリジナルブランド「FERMENSTATION」でオーガニックコスメやアルコールスプレーなどを販売しています。

ありがとうございます。酒井さんにはTOKIWALabのウェビナーにもご参加いただき、そちらで「本当は参加したいぐらい」とおっしゃっていたのが印象的だったのですが、参加する場合どんなアイデアを出すか片鱗でもいいので教えて頂けますか?(笑)

酒井:あたためている企画があり、詳しくはいえないのですが(笑)、、
TOKIWALabのテーマの1つにもなっているクリーンビューティーは、消費者の間でこれからもっと広がっていくでしょうし、もともとファーメンステーションが取り組んできたことなので、市場を広げていきたいと考えています。
そのため、ファーメンステーションは元々「未利用資源」という使われていない資源を活用することを大切にしている会社なので、オール「未利用資源」(全てなにかの製造工程から出た粕など)を使った商品を作ってみたいなと思います!難しい部分もあると思いますが、トキワさんならきっと作ってくださるのではと思います(笑)

とても素敵なアイデアをお持ちの酒井さんですが、応募者としてではなく審査員として参加してくださった理由を教えてください。

酒井:TOKIWALabには本当に素晴らしい審査員の方が参加されていると思うのですが、皆さん既に大きく成功されています。
その中で、私自身はまだまだ会社経営に挑戦中ですし、多くのアクセラレーターに応募してきたからこそ、参加者の代表のような立場で参加できるのではと思い、審査員を引き受けました。
また、私自身他のプログラムでメンターを務めさせていただくこともあるのですが、その度にアドバイスをするだけではなく自分自身が学ぶ部分も多いと感じているので、次へのステージへの勉強という意味もあります。

応募しないメリットは一つもない

画像2を拡大表示
△アクセラレータープログラム参加中の酒井さん

参加者の代表としての審査員というフレーズが出てきましたが、アクセラレーター参加経験が豊富な酒井さんから見たTOKIWALabの魅力は何ですか?

酒井:アクセラレーターはコンサル、金融機関や事業会社が実施しているものなど色々あると思うのですが、ここまで支援内容が具体的で、産業に特化しているものは大変珍しいですし、価値のあるものだと思います。
そしてこれも私の経験上の話ですが、化粧品製造のためには、安全性や品質管理、薬事法への対応などただ開発・製造をするだけではなく考慮しなければならないことがたくさんありますが、トキワさんがOEMとして持つ様々なノウハウが使えるのも魅力的ですね。
また、トキワさんがグローバルネットワークを展開していること、多様なメンターの方が参加していることも素晴らしいことだと思います。

ここまで酒井さんの応募者側、化粧品製造側の目線がとても印象的だったのですが、そんな酒井さんからの参加者の方へのメッセージをおねがいします。

酒井:TOKIWALabに関心のある方の中には、「まだ自分が応募するのには早いんじゃないか」「こんなアイデアでいいのか」と思っている方も多いと思います。
しかし、応募してみること、そして実際に誰かに評価してもらうことで見えてくることはたくさんありますし、一回目で落とされてもチャレンジし続ければ可能性はあると思います。
私自身、応募し続けて3回目でやっと特別賞をもらえたビジネスコンペもあるので…

なるほど。実はTOKIWALabに関心を持ってくださっているかたには学生の方も多いのでそのような方々にはとても響くメッセージだと思います。

酒井:そうなんですね!これからビジネスを立ち上げる人にも応募してほしいです!応募しないメリットなんて1つもないと思うので!
ぜひこんなのあったらいいなではなく、これをつくってやるんだという思いでアイデアを出してみてください。

それからこれは具体的なアドバイスになりますが、締切の前の日までには資料を出すイメージで応募するといいですね。(笑) 私はいつもギリギリになってしまって数分前に出すことが多いのですが、これに良いことは何もない。。。悔いのないものを出してほしいです。

楽しみにしています!

まとめ

インタビューでは、参加者に対する励ましの言葉やエネルギーを感じられたのが非常に印象的でした。

これまで苦労をされてきた酒井さんだからこそわかる失敗を恐れずにチャレンジすることの大切さを教えていただきました。

次回は8月25日に実施した「これからのクリーンビューティー」ウェビナーの様子をお伝えします。

ページトップへ